妻と私
文芸春秋
江藤淳
ISBN 9784163554006
愛とはかくも苛烈なのか
自ら覚悟して逝った著者の慟哭の手記
死と競うように看病は続く。甘美な思い出、底知れぬ苦悩。
そして妻が逝った時、自らも死の淵に立つ。
生死の深淵を描く感動的作品。
「恵子は無言で語っていた。
あらゆることにかかわらず、自分が幸せだったということを。
告知せずにいたことを含めて、私のすべてを赦すということを。
私は、それに対して、やはり無言で繰り返していた。
君の生命が絶えても、自分に意識がある限り、
君は私の記憶の中で生きつづけて行くのだ、ということを。」
(本文より)
1998年暮れ、慶子夫人が死去。
1999年7月21日 著者・江藤淳死去。
こんなにも深い愛で著者は妻を追って自殺した。
あの世でまた一緒に暮らすために...
¥1000(税別)
|