新宿熱風どかどか団
新潮文庫
椎名誠
ISBN 9784101448282
1980年7月、本の雑誌社ついに株式会社となる−−−
椎名はついに独立した、目黒はついに社長になった、
木村はついに事務所を持った、そして沢野はついに
逃亡した!?−−−みんなギラギラ燃えていた。
来年から(いや、さっき年が明けたばかりだからもう今年から...
新しい可能性の世界へと飛び出していくというわけだが、
果たして具体的にそれはどんな毎日になるのだろうか。本の雑誌社は
無休だから月ごとの定期収入というのがどれくらいになっているのか
自分自身もあまりよくわかっていなかった。
とりあえずは原稿料収入である。
連載仕事になっているのは朝日新聞社の「マガジンジャック」という週一回のコラム。
「Number」の月一回の体験ルポ。
「オール読み物」で2ページの連載エッセイなどがきまつていた。
あとは星山ガニマタ編集長のところで書き下ろす単行本だ。
いつの間にかけっこう沢山の仕事をやつていたのだなあ、
と改めて自分の両手を見る思いだった。
(本文より)
「本の雑誌」は創刊4年目を迎えた。
発行部数は2万部、社員1人、椎名誠は35歳、
ついに脱サラし、物書きとして独立した。
体当たりルポの連載、憧れのホテルカンヅメ初体験、
初のサイン会と刺激的な毎日が続く。
目黒考二は社長に、木村晋介も事務所を持ち、沢野ひとしは…またも逃亡。
おなじみ「本の雑誌」メンバーたちの、夢に燃えた
おかしなおかしな熱血どかどか人生が始まった。
■著者紹介
椎名 誠
1944(昭和19)年、東京生れ。
東京写真大学中退。
流通業界誌の編集長を経て、現在は作家、「本の雑誌」編集長。
著書に『アド・バード』(日本SF大賞)
『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)など。
552円(税別)
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