白い犬とワルツを
新潮文庫
テリー・ケイ
ISBN 9784102497029
真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、痛いほど胸をゆさぶる大人の童話。
あなたには見えますか?
長年連れ添った妻に先立たれ、自らも病に侵された老人サムは、
暖かい子供たちの思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとする。
妻の死後、どこからともなく現れた白い犬と寄り添うようにして。
犬はサム以外の人間の前にはなかなか姿を見せず、
声も立てない 。
真実の愛の姿を美しく爽やかに措いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。
あなたには白い犬が見えますか?
不思議な「白い犬」が小説のなかで、あるときは跳びまわり、
あるときは主人公のかたわらにうずくまる。
五○年以上もつづいた結婚生活の化身ともいうべきこの「白い犬」が
神出鬼没、現実と夢幻のあわいを跳梁するさまは、
この作者ならではの芸の見せどころである。
が、それだけではない。
主人公が子供たちに尋ねたように、作者は読者に、
「あなたにはこの『白い犬』が見えますか。見えるような生涯を送ってきましたか」
と問いかけているのだ。
そういう意味で、これは大人のためのメルヘンといってよいかもしれない。
「解説」よリ
552円(税別)
白い犬とワルツを(文庫)
白い犬とワルツを(絵本)
|