銭湯の女神
文藝春秋
星野博美
ISBN 4163580301
いとしい香港から戻ってみれば、異和感のなかに
生きる私がいた。
どうか、そんな自信のなさそうな顔はしないで。
裸のあなたはあれほど自信に満ち溢れているのに。
私は裸のあなたが好きだ。裸のあなたが大好きだ。
大宅賞受賞第一作!
「転がる香港に苔は生えない」が絶賛を浴びた気鋭による、
銭湯とファミリーレストランから透視した「東京」をめぐる39の掌篇。
銭湯に通っている。酔狂ではなく、切実に。
三十を過ぎてから銭湯通いをするという将来を
十年前には想定していなかった 。
銭湯で体を洗う人々を眺めていると、「自分らしく生きる」とか
「私らしさ」という言葉に笑ってしまいたくなる。
人間は生きているだけでどうしようもなく個性的だ。
(本文より)
■目次
私がテーブルを買う時
燃えるゴミ
パンクは態度である
一〇〇円の重み
大女
The Net
新聞の正しい読み方
偽装結婚
癒しのまやかし
ああ、胃炎
芸術といういい加減な存在
ファミレス
ジョナサンの女
ブランド
その他...........
1524円(税別)
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