危機と克服
ローマ人の物語Q
新潮社
塩野七生
これが同じローマ人なのか!
繰り広げられる意味なき争い、無惨な三皇帝の末路
帝国再生のため、時代は「健全な常識人」を求めていた
塩野七生が書き下ろす、刺激あふれる物語、第8弾!
「独創的でもなく抜群の能力の持ち主でもなかったヴェスパシアヌスを
一言で評すれば、「健全な常識人」につきる。
だが、ローマの帝政も一世紀を経たこの時期、いかなるシステムも
避けられない制度疲労に似た危機を克服するには、
健全な常識にもどって再出発するのが最良の方策であったのだ。
紀元七〇年陶磁のローマはまたも、時代の要請に応えるに適した指導者を得たことになる。
(本文より)
「ローマ人の物語」は1992年から2006年にかけて1年に1作づつ書き下ろされる予定です。
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