
オレンジガール
NHK出版
ヨースタイン・ゴルデル
猪苗代英徳訳 |
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オレンジガール
NHK出版
ヨースタイン・ゴルデル
猪苗代英徳訳
ISBN 4140054395
死んだ父が残したものは、「いのち」についてのビッグ・クエスチョン?
『ソフィーの世界』の著者が、生と死、
そして世界が在ることの不思議を描いた、注目のヤング・アダルト小説。
【この世でのぼくたちの生は、この1回限りだ】
ぼくの父は、11年前に死んだ。
だから、その父から便りが届くなんて思ってもみなかった。
「・・・これから、ドキドキするような話をきみに語って聞かせるつもりだ・・・。
パパは、この手紙を読んでいるきみが何歳なのかわからない。
・・・とっくの昔に、この世界から退いてしまっているからだ・・・」
手紙は、こんなふうにはじまった。
そして、「じつは、きみにたずねなければいけない重要な質問がある。
だからこそ、この手紙を書いているんだ・・」
と続いていた。いったいその大切な問いとはなんだろう?
そしてなぞのオレンジガールの正体は?
父は十一年前に死んだ。ぼくがまだ四歳のときだ。だから、その
父から便りが届くなんて、思ってもみなかった。でも、ぼくたちは
いま、こうしていっしょに本を書いている。
これはその書きだしだ。ここはぼくが書く。だけど、いずれ父にも出てきてもらう。
なんと言っても、いちばん話したいことがあるのは父のほうなんだから。
父のことをちゃんとおぼえているかどうかは、自分でもよくわからない。
おぼろげな記憶が残っているのも、ひょっとすると、写真を
何度も見たせいにすぎないのかもしれない。
でもたったひとつだけ、はっきりとおぼえていることがある。
それは、外のテラスに座って、父とふたりで星空を見上げていたときのことだ。
(本文より)
オレンジガール NHK出版 ヨースタイン・ゴルデル 猪苗代英徳訳
1500円(税別)
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