町工場・スーパーなものづくり   町工場・スーパーなものづくり
筑摩書房
小関智弘

町工場に不可能はない!
完璧な平面はどうやっていくる?
宇宙衛星と神社の鈴は同じ技術で?
指を切らないプルトップ缶とは?

最先端技術を基礎からささえる町工場。
宇宙衛星のパーツをつくったり、使い捨てカメラを可能にしたのも町工場だ。
粋な施盤工でもある著者が、知恵と勇気とちょっぴりのお金だけで、
なんでも可能にする町工場のものづくり、その面白さにせまる。

「餅は餅屋で」というのは、それぞれに専門の技術があるものだと
いうほどの意味だが、これをいまひとつ別の角度から見ることにしよう。
別の角度というのは、産業社会で一番広く使われる鉄という素材を、
その性質から見てみようということである。
なにしろ鉄は安い。そして使いみちが多様だから、
イギリスの技術史家リリーは「鉄はもっとも民主的な金属である」といった。
鉄という字は、わたしが小学生だったころまでは、「鐵」と書いた。
鐵という字をバラバラにすると鉄は「金の王なる哉」となる。
近代の夜明けを告げる文明開化の時代、福沢諭吉は「民情一新」
(一八七九年)という本で、鉄は文明開化の塊なり、と書いた。
鉄を掘り、鉄を作り、それを自由自在に飴のようにまげて鉄道を敷いたり、
機関車や船を造ったり武器を造ることができてはじめて、文明開化の日本を
見ることができるのだ、と予言した。そして、そのとおり日本の近代産業は、
鉄を作り鉄を加工することによって花ひらいた。
(本文「鉄は金の王なる哉」より)

もくじ
まえがき
第一章 技術はだれのため、なんのため?
第二章 手先が器用でないと、工場で働くのは無理か
第三章 いまも生きている伝統的な技術・技能
第四章 人の感性と手の技、超精密機械はいまも人の手で
第五章 知恵と勇気とちょっぴりのお金
第六章 あっと驚く工夫のかずかず
第七章 工場の工は“たくみ”
あとがき

1200円(税別)
町工場・スーパーなものづくり 筑摩書房 小関智弘 単価 1,200円 購入数

備考
ものづくりの時代 −小関智弘の町工場の挑戦−」特集
町工場・スーパーなものづくり 小関智弘 筑摩書房 700
仕事が人をつくる 小関智弘 岩波新書 680
ものづくりに生きる 小関智弘
岩波ジュニア新書 700
鉄を削る
町工場の技術

小関智弘 ちくま文庫 540
町工場世界を超える技術報告 小関智弘 小学館文庫 476

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