|
建築木構造工作図集
理工学社
玉置豊次郎監修
中原靖夫
ISBN4844534602
図例800余、継手・仕口の秘法を公開!!
木構各部のあらゆる継手・仕口の工作法を、
姿図や展開図を用いて平易・詳細に図説。
現場の作業者はもとより木構造の入門書としても好適の書!
■昔はたいていの技術は一子相伝であって、他人がこれを教えて
もらうことはなかなかむずかしかった。親は自分の子供だけにひそかに教えるが、
他に漏らすことはにかった。たまたま他人が弟子入りしても、容易には教えてもらえない。
子守りからはじまって使い走りを数年間やらされてから、やっと手を取ってもらうのであった。
徳川時代の中期になってから急に出版業が盛んになって、
いろいろな本が印刷され、売られるようになった。
それまで筆写であってなかなか手にすることができなかった書物も
買って読めるようになった。そして、一子相伝であった技術ものも
出版されるようになった。こうして建築の規矩術や工作術の本も出版された。
(本書序文より)
▲昨今、鉄骨や鉄筋コンクリートの建築構造の発展がめざましいが、
わが国の建築において、なお木造建築が主流をなしている限り、
木構造は最も重要な建築工法の一つである。建築士や技能士の諸君は、
この大切な日本建築の木構造の手法を、充分に知っていなければならない。
ところが現在、木造工作法に関する適当な書物はきわめて少ない。
それは、工作的なことがらを解説や図面によって表現することがたいへんむずかしく、
また、つぎのようないろいろの制約条件があるからだ。
@日本建築には、構造材であり、いかも化粧材である場合が多い。
A建仁寺派・四天王寺派・京都派など、流派によって手法が異なる。
B同じ流派であっても、平内・甲良・木内・鶴など各末流
の手法が、棟梁の伝統によって異なる。
C飛鳥・桃山・江戸など、各時代の変遷によって細部の手法が異なる。
D唐様・天笠様・和様・書院造り・数寄屋造り・茶室など、様式の差によって手法が異なる。
E内のり・たたみ・木割りなどに、それぞれ地方的な独特の特徴があり、手法が異なる。
新しいディテールや工法が続々と発表されている現在ではあるが、
古諺にも“温故知新”とあるように、われわれが新しい手法を創造するためには、
旧来の手法がなぜここまで進歩・発達したかを回顧する必要があると考え、
読者諸賢の研鑚の一資料にでもなればと、本書を公にするしだいである。
(本書まえがきより)
目次
1 継ぎ手
材の使い方によるわけかた・継ぎ手の位置によるわけかた・
あり継ぎ・腰入れ目違付きあり継ぎ他
2 仕口
ほぞのいろいろ・L型・T型の仕口・あり落とし他
3 補強金物・せん類
各種補強金物・特殊ジベル類・特殊クランプ類他
4 ひかりかた
ひかりかた・敷居・かもいのひかりかた・木づくり他
5 軸組み
大壁軸組み・真壁軸組み・真かべのすじかい他
6 床構造
1階床・根太と大引き・はり・床板との仕口他
7 和小屋
登りばりの墨に大がねを使う方法
面戸板とたるきの仕口
むな木のおさめかた
たるき配りの種類他
8 軒先のおさまり
一軒のおさまり
二軒のおさまり
はね木の使い方他
9 屋根のすみ
屋根すみ部の種類
棒すみ軒回りの木割り
すみ木山勾配の求めかた
つか・柱へのすみ木の差し口墨他
10洋小屋
寄せむね小屋組みのすみ部
真づか小屋組み他
11妻の仕舞い
広小舞い
破風
入もや屋根の小屋組み
破風板のまゆ欠き
げ魚他 建築木構造工作図集 理工学社 玉置豊次郎監修 中原靖夫
2600円(税別)
|