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あきらめない
集英社
鎌田實
ISBN4087812677
あの『がんばらない』の感動を再び!!
病院のなかのあたたかなふれあい、
家族のたえまない励まし、患者の心を大切にする医療がここにある。
42歳のスキルス胃がんの女性患者は、余命3ヶ月といわれて
いた。9月に入院して、3月の子供の卒業式に出て、さらに・・・・。
「不思議ですね。つらいときはそんなことを思わなかったにの。
痛みがとれたら、もう少し生きたいと思うようになりました」
本書『命のちから』より
〈あきらめない〉
★膵臓の悪性腫瘍で七年でを生きる★
不思議だ。人間の体はわからないことが多い。
「肝臓に四つの転移があるんです」と哲也さんはニコニコしながら話しはじめた。
なぜ、こんな気が重くなるようなことを、ニコニコと話ができるのだろう。
なぜ、膵臓に悪性腫瘍があって七年、平気で、笑顔を失わずに、生きてこられたのだろう。
ぼくは、人間の体の不思議さを学んだ。自分流の生き方を主張すること長野県茅野市に
ある林の中に建つ自宅、岩次郎小屋で、ぼく海を食べていた。ご飯の上に新鮮なウニを
のせて、口いっぱいに海のにおいが広がるのを感じた。おいしい。
北海道の礼文島から、塩水に入れられて送られてきた。
形がくずれないように使われるミョウバンが、入っていない。
東京の中村哲也氏から送られてきた。彼は旅に出るといつも心にかけてくれて、
手に入らないようなものを送ってくれる。悪性膵内分泌腺腫瘍の肝転移で、病気と闘っていた。
中村哲也氏は、大きな製薬会社のマーケティング開発の仕事を担当し、
全国を飛びまわる忙しい日々を送っていた。かつて、彼は仕事人間だった。
仕事以外、何も目に入らなかった。仕事が好きだった。仕事が楽しみでもあった。
(本文より)
目次
あきらめない
膵臓の悪性腫瘍で七年でを生きる
希望を捨てない
音楽の癒し方
肝臓がんで五年を生きる
瀬戸際に光る命
あるがままに生きる
雪が食べたい
迷惑をかけて生きる
命と地域の病院
無条件に愛されるということ
新しい家族のカタチ シングル・マザー
五十三歳の看護婦のたまごが飛ぶとき
家族の絆を結ぶ
家族なんて、あやふやな者
運命から逃げずに生きる
命に寄りそうということ
あきらめるけど、あきらめない
丸ごとのぼくをみて
命のちから
聴診器とヘルメット
余命三か月生きる
あきらめない 集英社 鎌田實
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